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JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略。ジェーペグと読む。)は、最近のデジカメでは、ほとんどの機種で標準仕様になっている画像の圧縮方式です。ホームページに読み込むファイル形式としても一般的なので、デジカメで撮影した写真をJPEGで保存すれば、そのままホームページに表示できます。 デジカメを買ってホームページに写真を貼り付けたい!まだ画像については基本的なことがよくわからない…、そんな方は必読です。 |
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JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略。ジェーペグと読む。)は、最近のデジカメでは、ほとんどの機種で標準仕様になっている画像の圧縮方式です。ホームページに読み込むファイル形式としても一般的なので、デジカメで撮影した写真をJPEGで保存すれば、そのままホームページに表示できます。 その他一般なファイル形式にはGIFもありますが、色数の少ないイラストなどに使います。そして本題のJPEGの特徴は次のとおりです。 |
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JPEGは、元の画像をブロックごとに分解し、人間が識別できない微妙な色の差を省略することでデータを圧縮しています。そのため、グラデーションやなめらかな色調の変化には比較的忠実で、写真に適していると言われています。 また、JPEGは不可逆圧縮といってデータを損なっていく圧縮方式なので、圧縮率を高めるほど、画像の劣化が激しくなります。そのため、きれいな写真画像としてホームページに表示するためには、撮影から保存までいくつかの注意点があります。 |
低圧縮率(高画質) 5396バイト |
標準 2049バイト |
高圧縮率(低画質) 1346バイト ![]() |
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| デジカメには、たいていサイズと圧縮率の設定があります。ホームページの素材として利用する場合には、小さいサイズ(640×800ピクセル)の標準画質(Basicなど呼び名は機種によって異なりますが、もっとも低画質なもの)で十分です。 | |
| USB接続のケーブルや記録メディア(コンパクトフラッシュ、スマートメディアなど)を使って、写真をPCに読み込みます。写真の加工は、グラフィックアプリケーション(画像編集ソフト)を使います。デジカメに付属でついているものや、PCに標準で搭載されているペイントツールでも基本的な加工ができる場合が多いです。その他、「Paint Shop」「Photoshop」などのパッケージソフト、Web上で紹介されているフリーウェアやシェアウェアなども加工に使うことができます。 | |
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ホームページに表示するサイズに合わせて、写真のサイズを変更します。サムネイル※と拡大写真など、複数のファイルを作成する場合は、それぞれ元の写真を加工して保存します。
※サムネイル:元の画像を縮小した画像のことです。 通信速度の遅いユーザーでもホームページを快適に見ることの出来るように、 最初は”小さな画像=サムネイル”を表示し、クリックされた場合に元の画像を見せる時などに使用します。 |
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| JPEGは、小さなサイズの画像を保存するのには適していません。JPEG形式は数KBのヘッダを含むため、圧縮効果が期待できないからです。ファイルの保存形式を選べる場合は、GIFなど他の形式を選びましょう。 | JPEG=1589バイト |
GIF=942バイト |
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| アプリケーションによっては、シャープ機能がついています。しかし、JPEGの特性を考えると、シャープをかけるのは逆効果です。輪郭がはっきりするということは、微妙な色の差が失われるということで、JPEGの圧縮効率をさまたげ、結果的にファイルサイズが大きくなるためです。 | シャープ有り 6141バイト ![]() |
ぼかし有り 5396バイト ![]() |
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| シャープと反対に、「ぼかし」を使うと圧縮率をより高め、よりファイル容量を軽くすることができます。ただし、中心となる被写体までぼけてしまう危険性があるので、「ぼかし(ガウス)」を利用して、背景だけをぼかすと効果的です。 | |||
| 保存時にプログレッシブJPEG形式を設定できるアプリケーションもあります。プログレッシブJEPGをホームページ上に表示すると、最初は低解像度のぼやけた状態で表示されます。サイトを訪れたユーザーに、写真の全体像を早めに分かってもらう効果がありますが、ファイルが余分に重くなるのも事実です。大きな写真を表示するときに利用される機能ですが、基本的にはあまりおすすめできません。 |
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いかがでしたか? デジカメでとった写真の取り込みからJPEGという標準的なファイル形式についてご紹介いたしました。 次号はもうひとつの代表的な画像フォーマットである「GIF」をご紹介する予定です。お楽しみに! |